道路交通法上は軽車両に分類されるため基本的には自転車と同じで車道や路側帯を走行しなければならない。それゆえの注意点がある。
「普通の自転車より重いので、坂道を下る時に止まりにくくなることがあります」(同前)
事故リスクを減らすために疋田氏はこうアドバイスする。
「後方確認用のバックミラーをつけることを勧めます。また、ヘルメット着用も大切です。転倒時の衝撃から頭部を守れるだけでなく、車の運転手も気付きやすくなるので接触の危険は大きく下がるでしょう」
電動アシスト自転車を愛用する、経済アナリストの森永卓郎氏(60)は、自身のサイクルライフをこう語る。
「若い時はなんでもない坂も、歳を重ねると登れなくなる。一時期上り坂がキツくなったことで自転車に乗るのをやめてしまいましたが、電動アシスト自転車に変えてからは、ちょっとした外出にも使いたくなりますね。
普段は通らない道には発見がたくさんありますから、わざわざ遠回りして目的地に向かうこともある。最近では格好良いモデルも増えたので、買い替えを検討中です」
人生を“アシスト”する新たな移動手段を検討してみてはいかがだろうか。
※週刊ポスト2018年2月9日号