◆雑誌もこぞってフィギュアを特集、付録・人気ブロガーも寄稿
もちろんフィギュアスケートの楽しみ方は人それぞれで、マニアックに楽しむ人もいれば、選手への興味や関心から入る人もいるだろう。
五輪を控えて盛り上がるフィギュアスケート人気は、書籍のみならず、雑誌の特集にも反映されている。『家庭画報』(2018年3月号)には、羽生選手の使用曲CDやポスターをはじめとする羽生選手関連の豪華5大付録が付いているし、『SPUR』(2018年3月号)では、「モードなフィギュアガイド」と題して、デニス・ヴァシリエフス選手とステファン・ランビエールコーチの美しい2ショットを掲載している。人気ブロガー・フモフモ編集長が寄稿した「Dear 羽生氏。」というラブレターもファンの間で話題をよんだ。
とにかく紙の世界でも熱いフィギュアスケート。多彩な本や特集、新しい書き手の登場が、さらなる人気の広がりと深化を推し進めている。
「浅田真央さんや羽生選手など、フィギュア人気は、特定の人気選手によるところが大きいと思われがちでしたが、競技そのものへの関心も深まり、ファン層も広がっていると思います」と、前出のスポーツライターは話す。平昌五輪で繰り広げられる至高の演技を観戦するとともに、“読む”フィギュアスケートも楽しみたい。