ライフ

ハイスペ男を返り討ちにした資産家お嬢様レイラの某重大事件

港区女子が“ハイスペ殺し”レイラの事件を綴る

 実業家や弁護士、医師といった「ハイスペック男性」と、彼らをターゲットとして夜な夜な港区周辺でキラキラした飲み会を開く「港区女子」。その界隈でも有名な美人が「レイラ」だ。現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏が、レイラとあるハイスペ男性の“事件”をリポートする。

 * * *
 レイラは港区女子界隈でも有名な美人である。代々の資産家で祖父はスキー場、ゴルフ場なども持ち、父親も実業家。本人は超有名女子校出身で、顔もスタイルも抜群。街を歩けば誰もが振り返る。

 高校生の頃は街を歩けば事務所にスカウトされた。女優のアン・ハサウェイに似た、日本人離れした頭の小ささに彫りの深い美人顔。頭脳も明晰で、輸入業の会社を立ち上げ女社長をしている。性格も社交的で明るく、一緒にいると癒し系の一面もある。天は二物も三物も与えたのだ。私も彼女と歩いていると、女の子までもが目を丸くして振り返るため、得意な気持ちになる。

 そんな彼女だから、自然と周りにハイスペック男性は多い。ある日、レイラは起業家の友人に誘われて食事会に参加した。そこにヒロキはいた。

 ヒロキも港区界隈ではそこそこ有名なハイスペック男である。メディアにも露出している弁護士で、ロロ・ピアーナのオーダースーツを着こなし、清潔感に溢れている。

 ヒロキはレイラを食事に誘った。レイラは、友人の紹介ということで無下にはできず、「食事は1人より2人で食べたほうがマシかなくらいの気持ちで」出向いたという。レイラいわく、「ありきたりな高級レストラン」だった。ヒロキは言った。

「俺もそこそこ稼ぐし頑張ってるけど、レイラちゃんも能力高いし、俺らって合ってるんじゃないかな」──ここでまず違和感。そして、食事後。「俺、この辺で顔きくから。知り合いが経営してるバーへ行こう」

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
3大会連続の五輪出場
【闘病を乗り越えてパリ五輪出場決定】池江璃花子、強くなるために決断した“母の支え”との別れ
女性セブン
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン