祖母は同紙の取材に対して、「晶晶はクラスで5番以内の成績なので、できれば大学に進ませてやりたいが、いまの私の稼ぎでは無理」などと涙ながらに話している。
何さんの家は電気も通っておらず暗いため、何さんは日があるうちに外に出て、学校の宿題などを仕上げているほどだ。
時折、祖母と一緒に20km離れた町の市場で鶏を売っており、何さんも「うちの鶏は美味しいわよ。買ってください」と一生懸命声を枯らして手伝っている。この日は鶏2羽が売れ、162元(約2800円)の現金収入を得ることができた。
何さんは祖母からご褒美に10元(約170円)もらい、手袋を買おうと思ったが、「手袋は5元もして高いから、買うのを止めた」と同紙に話していたという。
北京師範大学と中国政府直属の「中国発展研究センター」の調査では、中国の児童約4000万人が「貧困レベル」状態にあり、年間所得は農村部では4213元(約3万円)、都市部では9659元以下(約17万円)だという。