日本と台湾の合作映画『おもてなし』の初日舞台挨拶が3月3日に行われ、ダブル主演を務めた田中麗奈のほか、出演者の余貴美子、藤井美菜、そしてジェイ・チャン監督が登壇した。もう一人のダブル主演は台湾のワン・ポーチエが務めた。
同作は琵琶湖畔の老舗旅館「明月館」を立て直す物語。「おもてなし」の重要性が映画では描かれる。ジェイ監督は、「そもそもおもてなしとは何なのか」ということを考えたところから同作を作り上げたという。
そして藤井は3月6日にブログを更新。「この物語には、悪人が登場はしないんです。みんな一生懸命に生きている。でも、ふとしたことで文化の違いや、考え方の違いで、ぶつかって、傷ついて、心が揺れてしまう。そんな時に、どうやって、また心を通わせて、前に進めるか。私もそういう経験は今までにもたくさんあったので、すごく感情移入して映画に見入ってしまいました」と、国際派女優ならではの感想を述べている。
■撮影/矢口和也