今年の2月には、機能性表示食品第2弾として、「中性脂肪が気になる」人向けの「ペプ牛」「血圧が高め」の人向けの「GABA 牛」をそれぞれ通販専用で発売した。外食、中食、内食といった喫食スタイルの多様化に対応すべく、サービスを展開している。
チェーンではコンビニとのコラボの動きもある。松屋は監修商品をミニストップ店頭で展開。1月には期間限定メニューを再現した「うまトマハンバーグ丼」を販売し、2月20日からは「ごろごろチキンカレー」のほか、人気メニューをアレンジした「うまトマバーガー」「牛めしむすび」といった独自のアイテムの販売もスタートさせた。
牛丼大手3社の店舗数を見ると、吉野家は2017年1月の1206店から1年間で1197店と9店舗減。松屋は期初である昨年4月の943店から今年の2月までで953店と10店舗増えているが、すき家は昨年4月の1963店から今年2月時点で1946店と、17店舗減で店舗数としては全体に頭打ち感が漂う。
他の業界同様、店頭頼みではない販売方法を模索しているのは、国内ファストフードの雄、牛丼も例外ではない。