ライフ

「切り落とし肉」と「こま切れ肉」 同じ端材でもどう違う?

牛とごぼうの混ぜご飯

 そのまま焼いても、ほかの食材と合わせても、ごちそう感がありつつ手頃価格の牛切り落とし肉は家計の強い味方だ。

 切り落とし肉は一般的に、肉の特定部位をスライスした際に出る端材などを集めたものをいう(複数の部位を合わせている場合もある)。肉の厚さは均一だが、大きさにばらつきがある。すき焼きやしゃぶしゃぶをはじめ、薄切り肉の料理に広く使える。部位や品質によって価格にはばらつきがある。

 一方、こま切れ肉は、肉を形成する際に出た不特定部位の端材を集めたもので、肉の厚さも大きさもばらつきがある。焼きそばや野菜炒め、あるいはカレーなど他の食材と合わせて使うことが多い。価格も手頃だ。

 家庭料理研究家の松田美智子さんはこう話す。

「“切り落とし”といっても、大きさが不揃いなだけで、形成された薄切り肉と味は同じ。でもお安く手に入るのがうれしいですね。昨今では松阪はじめ銘柄牛の切り落としも人気です。いつもの牛肉料理をちょっとアップグレードしたい時におすすめです」

■『牛とごぼうの混ぜご飯』の作り方
【1】米2カップは硬めに炊き上がるよう水加減して炊き始める。
【2】牛切り落とし肉300gはざく切りにする。ごぼう(30cm)2本は皮ごとよく洗ってささがきにする。
【3】土鍋に牛肉とごぼうを入れ、酒1カップを加えて煮立てる。水分が上がってきたら、みりん1/4カップを加えて蓋をせずに5分煮て、薄口しょうゆ大さじ3を加えて火を切る。煮汁が少し残る程度でちょうどいい。
【4】炊き上がったご飯に【3】を加えて切るように混ぜ、蓋をして10分蒸らす。器に盛り、好みで粉山椒少量を散らす。

撮影/鍋島徳恭

※女性セブン2018年3月29日・4月5日号

関連キーワード

トピックス

ラーメン二郎・全45店舗を3周達成した新チトセさん
「友達はもう一緒に並んでくれない…」ラーメン二郎の日本全国45店舗を“3周”した新チトセ氏、批判殺到した“食事は20分以内”張り紙に持論
NEWSポストセブン
モデルのクロエ・アイリングさん(インスタグラムより)
「お前はダークウェブで性奴隷として売られる」クロエ・アイリングさん(28)がBBCで明かした大炎上誘拐事件の“真相”「突然ケタミンを注射され、家具に手錠で繋がれた」
NEWSポストセブン
風営法の“新規定”により逮捕されたホスト・三浦睦容疑者(31)(Instagramより)
《風営法“新規定”でホストが初逮捕》「茨城まで風俗の出稼ぎこい!」自称“1億円プレイヤー”三浦睦容疑者の「オラオラ営業」の実態 知人女性は「体の“品定め”を…」と証言
NEWSポストセブン
永野芽郁
《不倫騒動の田中圭はベガスでポーカー三昧も…》永野芽郁が過ごす4億円マンションでの“おとなしい暮らし”と、知人が吐露した最近の様子「自分を見失っていたのかも」
NEWSポストセブン
万博で
【日本人の3人に1人が栄養不良】大阪・関西万博で語られた解決の決め手とは?《キウイ60億食分を通じて、栄養改革プロジェクト進行中》
NEWSポストセブン
海水浴場などで赤と白の格子模様「津波フラッグ」が掲げられたら避難の合図。大津波警報、津波警報、津波注意報が発表されたことを知らせている(AFP=時事)
《津波警報中に目撃されたキケンな人たち》警戒レベル4の避難指示が出た無人海岸に現れたサーファーたち 「危ない」「戻れ」の住民の声も無視
NEWSポストセブン
中居正広
中居正広FC「中居ヅラ」の返金対応に「予想以上に丁寧」と驚いたファンが嘆いた「それでも残念だったこと」《年会費1200円、破格の設定》
NEWSポストセブン
「木下MAOクラブ」で体験レッスンで指導した浅田
村上佳菜子との確執報道はどこ吹く風…浅田真央がMAOリンクで見せた「満面の笑み」と「指導者としての手応え」 体験レッスンは子どもからも保護者からも大好評
NEWSポストセブン
石破首相と妻・佳子夫人(EPA=時事)
石破首相夫人の外交ファッションが“女子大生ワンピ”からアップデート 専門家は「華やかさ以前に“上品さ”と“TPOに合わせた格式”が必要」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
中村芝翫の実家で、「別れた」はずのAさんの「誕生日会」が今年も開催された
「夜更けまで嬌声が…」中村芝翫、「別れた」愛人Aさんと“実家で誕生日パーティー”を開催…三田寛子をハラハラさせる「またくっついた疑惑」の実情
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《秘話》遠野なぎこさんの自宅に届いていた「たくさんのファンレター」元所属事務所の関係者はその光景に胸を痛め…45年の生涯を貫いた“信念”
週刊ポスト
川崎、阿部、浅井、小林
女子ゴルフ「トリプルボギー不倫」に重大新局面 浅井咲希がレギュラーツアーに今季初出場で懸念される“ニアミス” 前年優勝者・川崎春花の出場判断にも注目集まる
NEWSポストセブン