横浜港のすぐそばにあるシルクセンター国際貿易観光会館は1959年に竣工。戦後復興のために養蚕業の国際的PRの場として建てられた由緒ある建物で、ビル内にあるシルク博物館の入場者は月に約2000人にのぼる。
「2013年5月にはビル全体の耐震補強工事を策定し、2014年1月から着工。順次工事を進めているところです。それなのに取材もなく“危険性がある建物”として写真を掲載した新聞もあった」(総務部)と、担当者は対応が報じられていないことに不満を示した。
イオン天王町店でも、公表前の2015年10月に自社で診断。耐震改修か建て替えかを検討中だという。
ザ コンチネンタル横浜は、婚礼施設として2013年4月に約2億円をかけてリニューアルオープンしたばかり。今後、耐震改修か建て替えを迫られれば、負担が重くのしかかる。
※週刊ポスト2018年5月4・11日号