背中を叩く仕草を見せている
「その場で『行きすぎではないか』と言いましたが、耳を貸すこともなく、駆けつけた応援の警察官とともに男性に拘束衣を着せ、連行していきました」(動画撮影者)
この動画を見た、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこう語る。
「私たちの時代には『酔っ払いを上手に扱えればようやく一人前』で、『自分の親や兄弟が寝込んでいると思って対応せよ』と教えられたものです。叩いたり強く揺すったりすれば、下手したら命にかかわる事態にもなりかねない。映像で確認する限りでは男性が警察官に抵抗する様子もないのに、これでは保護というより暴行です」
警視庁広報課は、「泥酔者を保護するための行為であったと認識していますが、詳細は確認中です」と答えるのみだった。
※週刊ポスト2018年5月18日号