英国民の祝福を受けたヘンリー&メーガン夫妻(AFP=アフロ)
◆結婚指輪
結婚指輪はふたりとも英王室御用達の「クリーブ&カンパニー」製で、メーガン妃のものはエリザベス女王から贈られたウェールズ産の希少な“ウェルシュ・ゴールド”で作られたリング。英王室ではこのゴールド100%の指輪を贈るのが慣例となっている。
「兄・ウイリアム王子は結婚後に指輪を身につけないことを選びましたが、ヘンリー王子は結婚指輪をつけることを選択。メーガン妃と共に生きていくという強い意思が感じられます」(にしぐちさん)
◆丁寧な心配り
メーガン妃のシンデレラストーリーを象徴するような、世の女性なら誰もが憧れる華やかな式だったが、その中でも兄夫妻への遠慮があったという。
「兄であるウイリアム王子の式より派手な式にならないというのが英王室の暗黙のルールです。もちろんメーガン妃もその辺はわきまえており、随所に心配りが見られました」(にしぐちさん)
実際、兄夫妻が首都・ロンドンのウェストミンスター寺院だったのに比べ、ヘンリー夫妻はロンドンから西へ34km離れた田舎町・ウィンザーで行った。パレードに使われた馬車も、兄夫妻はダイアナ元妃が乗った1902年製の伝統ある馬車だが、ヘンリー夫妻はシンプルな馬車。
ウエディングケーキも、兄夫妻は8段に及ぶ900ピースの砂糖で作られたフルーツケーキだったが、ヘンリー夫妻はパティシエ、クレア・ブタックが手掛けるオーガニック食材で作られたレモン・エルダーフラワーケーキ。
「伝統のフルーツケーキではなく、英国のオーガニック食材を使った、低コストでも華やかなケーキでした。メーガン妃らしい選択ですね」(にしぐちさん)
5月11日に公表された最新の世論調査では56%がメーガン妃の王室入りを歓迎したという。英国民の祝福を受けて新たな一歩を踏み出したヘンリー&メーガン夫妻。
「昨年末のクリスマスには、まだ婚約中だったメーガン妃が招待されるなど、エリザベス女王からの期待は高い。今後はダイアナ元妃に倣って、人道支援活動なども積極的に行っていくのではないでしょうか」(にしぐちさん)
新たなプリンセスには、ダイアナ元妃以上に世界中から愛される存在になってほしい。
※女性セブン2018年6月7日号