チリドッグ(手前)、スパムむすびなどつまみも国際的

「キャッシュでそのたびごとに酒と交換で飲む角打ちシステムって、僕らアメリカ人は好きなんだよね。おまけにミュージックもムードもウエストコースト。もうパーフェクト気分で飲めるよ。角打ちイズ最高」(30代、人材紹介業)

 と語ってくれたカウンターで楽しんでいる二人連れの彼らから、テーマカラーの海に合わせてブルーに塗ったという4つ並ぶドラム缶テーブルに目をやると、半数以上が外国の皆さんのグループが囲んでいた。
 
 どちらからと尋ねてみると、オンタリオ(カナダ)、ミシガン(アメリカ)、ニュージーランド北島、イングランドと多国籍な答えで、職業も、IT系、教師、バイヤーなど様々。何人かはここで知り合ったのだそうだ。

「この街で仕事を持っている外国の方はとても多いんです。気に入ってもらえてよかったですよ。なぜか、このドラム缶のテーブルを置いたら、外国のお客さんが増えた気がしますし。国境なし。これがJOLLYSの角打ちです」(妙子さん)

 そんなグローバルな仲間たちが喉を潤しているのが、焼酎ハイボールだった。

「辛口加減がいい、すっきり感覚もまたいい。飲むたびによくぞこんな酒を作ってくれたと思うんですよ。そしてついそれを持ちたくなる缶デザインもいいしね。もう私、はまりすぎですよ」(30代の日本男児、IT関連)
 
 妙子さんのもう一つのお勧めは、店の雰囲気にピッタリのフード(つまみ)だ。

「ホットドッグ、チリドッグはとても喜ばれています。あと、スパム(ランチョンミート)を使ったおにぎりは、毎日かなりの数をにぎるんですよ」(妙子さん)

 海を見に、恵比寿へ行こうか。

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