「もう天にも上る気持ちでした。これで新たな生きがいできた思いで、精神的にも張りができました」と張さんは妊娠の喜びを語る。
しかし、北京市内の産婦人科医に出産の相談をしたところ、「その年齢では無理だ」などとにべもない言葉を浴びられ、憤慨。「だったら一人でも生む。私は85歳まで生きて、子供を育てる自信がある」と開き直っているという。幸い、近くに住む姪が「出産のほか、生まれてきた子供の面倒の手伝いをする」と言ってくれることから気が楽になって、いまは出産に向けて準備を進めているところだという。
ネット上では「この女性は常軌を逸しているのでは。常識的に考えれば、生まれてくる子供は卒業式よりも早く、葬式に出ることになる」などとの書き込みの一方、「すでに一人っ子政策が廃止されており、だれでも子供を産む権利があり、それを阻むことはだれもできない」との声もある。
中国では2010年に62歳の女性が双子を出産しており、これが中国の最高齢出産記録となっている。