◆苦労の多かった母親にバラ園をプレゼントしたい/Tさん(37才 東京都在住)
【応募動機】
北海道出身のTさんは、小学生の時に父が脳内出血で倒れ、母は父の介護をしながら育ててくれた。その後、母親も脳梗塞を発症。田村さんの進学先や就職先に母を呼び寄せ、今は東京で共に暮らしている。故郷の北海道では、庭で色とりどりの花を育てていた母親。苦労の絶えなかった77才の母に、憧れのバラ園を贈りたい。
【採用のコメント】
採用の電話をいただいた時は、うれしい気持ちがありつつも、母には応募したことを話していなかったので、どう伝えたらいいのか少し悩みました。母に事情を話したら、新手の詐欺だと勘違いしたらしく「そんなの信じたら、大変な目にあうよ!」と一時は怒っていましたが、順序立てて説明したところ納得してくれました。
翌日、私のお弁当に、「あなたの思いやりに涙します」という手紙が。母のバラ園が現実になることを、今から楽しみにしています。
◆自分でデザインしたドレスを着て、息子たちと記念撮影をしたい/Mさん(65才 富山県在住)
【応募動機】
子供の頃の夢はデザイナーで、毎日デザイン画ばかり描いていたMさん。しかし、親の反対で保育の道へ。保育士として40年働き、定年後の夢はデザイン科のある大学で講義を受け、自分でデザインしたドレスを作って着ること。訳あって20年前に離婚し、2人の息子とは離れてひとり暮らし。憧れのドレスに包まれ、息子たちと記念撮影できたら、最高!
【採用のコメント】
採用連絡の第一声に、「エッ、もしかして? 私なの!?」と、気持ちの整理がつかず、頭の中は半分飛んでいました(笑い)。息子たちはいつも「お母さん、何事もやればできる!」と励ましてくれていて、今回の朗報に「マジか!! やるな!! スゲェ!!」と喜んでくれました。自分なりに努力し、気持ちを込めて前向きに取り組めば、夢は叶うんですね。ワクワク、ドキドキが止まりません。
※女性セブン2018年9月13日号