「“家庭料理は民藝”だと思いました。これほど自由で探求しがいのある料理はありません」

 と語る食の求道者は、今後の使命を次世代への継承と考える。

「調理技術、食の意味、作る力の大切さを言語化し、学問として残したい。それを知ることが人の幸せに繋がると思うからです」

【プロフィール】どい・よしはる/1957年大阪生まれ。料理研究家、おいしいもの研究所代表。十文字学園女子大学特別招聘教授。『おかずのクッキング』(テレビ朝日系)講師を25年間務める。著書に『一汁一菜でよいという提案』(グラフィック社)。

◆撮影/渡辺達生、取材・文/スペースリーブ

◆小学館が運営する『サライ写真館』では、写真家・渡辺達生氏があなたを撮影します。詳細は公式サイトhttps://serai.jp/seraiphoto/まで。

※週刊ポスト2018年9月14日号

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