スポーツ

秋競馬 “スーパー未勝利”に挑む3歳馬戦の醍醐味

「3歳未勝利戦」の面白さとは

 今週からは4回中山・阪神の2場開催。目玉は3歳GIのトライアルレースと最終日のGIスプリンターズステークスだが、中央競馬生き残りをかけた3歳馬の意地の走りも見逃せない。競馬歴40年のライター・東田和美氏が、“スーパー未勝利”に挑む3歳馬たちについて考えた。

 * * *
 競走馬は早ければ2歳の6月にデビューする。そして3歳秋のこの開催が終わるまでに少なくとも1回勝たないと、その後JRAのレースに出走するのは難しくなる。かつて特別レース以外のほとんどが「3歳(4歳)未勝利」だった秋の福島開催では、多くの未勝利馬が救済されたが、現在「3歳未勝利」はこの開催までしかない。

 このレースに出られるのは、「通算出走回数が5回以下の馬」か「直前に出走した平地競走で5着以内に入った馬」だけ。出走資格が限定されるため、これまでの3歳未勝利戦にくらべてレベルも高くなることから“スーパー未勝利”などと呼ばれている。素質がありながら故障などで出遅れていたり、あと一歩で勝ちきれなかったりという馬が多く集まってくるわけだ。そのため、レースも一筋縄ではいかず、たびたび高配当をもたらしてくれる。

 とはいえ未勝利は未勝利。そもそもすでに年下の2歳馬が続々とデビューして勝ち上がり、重賞勝ち馬も出ているわけだし、同年代のエリートは遥か先を走っている。新馬→特別(500万またはOP)と連勝すればエリート、さらに重賞を勝って3連勝すればスーパーエリートといわれるが、今年のダービー馬ワグネリアンは2歳11月時点でこれを達成している。そんなエリートたちを仰ぎ見ながら、走る度に文字通り他馬の後塵を拝してきた馬たちが、最後の闘いに挑むのだ。

関連記事

トピックス

三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン