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世代で変わる子育て常識、対立回避のため祖父母向け育児書も

多数の子育て本がある立石美津子さん

 かつては常識とされていたのに、今ではタブーとなっていることも少なくない。たとえば、以前であれば、部活の練習中には水を飲んではいけないといわれていたが、今では熱中症対策のための水分補給は必須。正しい知識が広まることで、常識もどんどん更新されているのだ。

 それは子育ても同じ。時代の流れとともに子育ての仕方も変わるもの。子育て本を多数上梓する立石美津子さんが解説する。

「祖父母世代と子供世代では、子育てに取り組む環境が大きく変化しています。また、科学的に解明された事柄も多々あるため、世代間ギャップが生じてしまいがちです」(立石さん・以下同)

 そのため、ここ数年は祖父母に向けた育児ガイドなるものも各自治体から発行。

「両世代が共通の知識を得られ、また、嫁と姑が真っ向から意見対立なんてことも回避される客観的なツールとして役立っています」

 また、しつけの方針については家族で話し合ってルールを決めることが大切だ。

「おばあちゃんは甘いお菓子を与えるけど、ママは禁止する…そんなふうに一貫性のないしつけは、子供を戸惑わせてしまいます。また、母乳が出にくいのに完全母乳を目指す必要はありません。子育ては固執せず、柔軟に対応してください」

※女性セブン2018年10月4日号

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