66車種「安全性能」ランキング その2
3位になった「レガシィ」も同じく水平対向エンジンを搭載している。
「水平対向エンジンの衝突安全性が高いのは業界では有名で、『あの技術が欲しい』という他社のエンジニアの声は少なくない」(同前)
インプレッサは、歩行者保護性能試験でも100点満点中96.07点だった。
「高得点の理由は、歩行者保護エアバッグを全車に標準装備しているから。衝突を察知した瞬間、フロントガラスやボンネットを覆うように車体の外にエアバッグが開いて歩行者への衝撃を軽減できる」(同前)
2位は「CX-8」(マツダ)。上位に押し上げた原動力は「ボディの形状」だという。
「前方、側方、後方からの衝撃エネルギーを効果的に吸収・分散して車内の変形を抑える『スカイアクティブ・ボディ』を採用して衝突安全性能を高めました」(マツダ広報本部国内広報部)
歩行者保護システムの充実も大きなポイントだ。
「CX-8は、走行中に一定以上の衝撃を感知するとボンネットが瞬時に持ち上がり、エンジンとの間にすき間が生じて歩行者の衝撃を緩和します。この『アクティブボンネット』が歩行者の安全を高めて事故リスクを軽減します」(福田氏)