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音楽フェス、ジャズ、プラネタリウム 寺で楽しむイベント

證願寺内のプラネタリウム。リクライニングチェア、床暖房も完備

 古くから信仰を深める場であり、人々が寄り合う場として栄えてきた「寺」。現在、日本には約8万もの寺があるが、最近ではこれまでのイメージを覆すようなイベントを開催し、人々を集めているという。

 たとえば、東京都葛飾区の證願寺には、プラネタリウムがある。17代目住職であり、天文学者を目指していた春日了さんが寺の敷地内にプラネタリウム「プラネターリアム銀河座」を併設したのは22年前のこと。

「仏教は、悩みや苦しみと上手につきあうための教えでもあります。このことを、プラネタリウムのプログラムを通して、檀家の皆さんにわかりやすく伝えたいと思ったのが始まりです」(春日さん)

 現在は、檀家だけでなく一般客にも完全予約制で公開している。住職自らプログラムを作って解説し、2度と同じ内容はないというこだわりぶりだ。

■プラネタリウム 證願寺(東京都)
『プラネターリアム銀河座』
投影は毎月第1・第3土曜日の15~16時。完全予約制。申し込みは公式ブログから。
料金:大人1000円~(小学生以下不可)
住所:東京都葛飾区立石7-11-30 證願寺内

■音楽フェス 浄智寺、円覚寺ほか(神奈川県)
『きたかまフェス2018 ~音楽×禅~』
11月17~18日の10~19時開催。
料金:前売り4700円、当日5200円、2日通し券7500円 
※問い合わせは「きたかまフェス実行委員会」から。

 浄智寺、円覚寺別院瑞光殿、円覚寺塔頭佛日庵で開催される音楽フェスで、鎌倉に縁のあるアーティストが出演。拝観や演奏はもちろん、オーガニック食材の販売や座禅体験、境内のツアーも楽しめる。

■がんカフェ 高応寺(埼玉県)
『がんカフェ@高応寺』』
毎月第4土曜日14~16時に開かれる。次回は10月28日。
料金:寸志
住所:埼玉県三郷市早稲田2-14-4 

 訪問看護師が主宰しており、がんなどで闘病中の人、家族が病気の人、病で家族を失った人たちが集まって、「病と死」について、専門家や住職と一緒に考える会。400年続く高応寺の日本庭園を眺め、住職と瞑想すれば心が癒される。

■ジャズイベント 勝林寺(東京都)
『お寺de陶芸教室 vol.11 ~芸術の秋、陶芸~』
不定期で開催されているが直近では10月5日に行われる。
料金:2500円
住所:千葉県君津市三直1261

 江戸中期の老中・田沼意次父子の墓があることで知られる勝林寺。その境内で、プロのジャズミュージシャンによる本格的なライブが行われる。ライブ後はお茶やお菓子を楽しみながら参加者同士で交流できる。

※女性セブン2018年10月18日号

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