これまで作成した70本の動画は全部で4億ビューを記録すると同時に、新鮮な野菜や果物の売り上げが瞬く間に急上昇。
いまでは年間1000万元の売り上げに達し、そのうちの1割の100万元(1700万円)が幹さん夫婦の収入になっているという。
さらに、商売繁盛で人手が足らず、多い時で毎日150人ほどの村人が商品のパッキングや包装、宛名書き、運送などに携わっており、村全体の収入も激増している。
このきっかけは、「ネット通販をしたい」という幹さんの夫の要請を県政府が取り上げて、インターネット環境を整備したことであり、幹さん夫妻のネット通販は県の地元産業の振興策によって支援されたといえる。
幹さん夫婦の成功について、ネット上では「地元政府の熱意と幹さんの素朴さ、さらに村の自然のすばらしさや商品の新鮮など、様々な要素が結合した結果で、中国政府の貧困撲滅策のモデルケースだ」との声や、「夫婦が利益を独り占めにすることなく、村民全体に分配したことも成功した理由であり、今回の方式を利用すれば、中国の貧困問題解決の大きなヒントになるのではないか」との意見も書き込まれている。