そんな状況のなか登場したのが、日本最大級のゴルフ場運営会社、アコーディア・ゴルフの手がける『妙義グリーンホテル&テラス』のテラスエリアだ。テラスエリアは『妙義カントリークラブ』(アコーディア・ゴルフ)の敷地内にあり、隣接する『妙義グリーンホテル&テラス』のホテル部門が運営を担当。高台に位置し、荒々しい岩肌や奇岩が特徴の妙義山を正面に望む絶景の地で、キャンプのテイストを味わいつつ、ホテルが提供する食事やサービスが受けられるのも強みだ。ゴルフとグランピングの組み合わせが、日本ゴルフ界を盛り上げる起爆剤となるか、注目が集まっている。
このプロジェクトを主導した経営企画本部経営戦略部エグゼクティブシニアマネージャーの中村彰徳さんに開業に至ったいきさつをうかがった。
「ゴルフ場内に多数ある優れた景観を持つ遊休地の有効活用と、新しいゴルフスタイルの提案が狙いです。ゴルフ人口は減少傾向にあり、シニア層の比重が大きくなっているのですが、グランピング施設を作ることで、若い層がゴルフを知るきっかけなるのではないかと期待しています。ビギナーの方には、午後早めにスタートし、9ホール回って、グランピングに宿泊をするというプランもおすすめです」
ゴルフの裾野を広げ、より多くの世代に利用してもらえるよう、ゴルフ場も変化を迫られている。話題性もエンタメ性もあるグランピング施設は、若年層がゴルフを知る入り口としてはおあつらえ向きといえる。