スポーツ

SBホークス選手専用アプリ 12球団全選手のデータがDB化

「移動時間はほとんどスマホでデータをチェックしながら過ごしています」と語る大竹(撮影/藤岡雅樹)

 日本球界でデータ野球の最先端を走る福岡ソフトバンクホークスは、提携するIT企業・ライブリッツ株式会社と選手専用のデータ検索アプリケーションを開発。選手たちは球団から支給されたタブレットとスマホから、ボールの動きを三次元的にトラッキング(追跡)する弾道測定器の「トラックマン」やプレー映像、配球や球種の傾向など様々なデータにアクセスできる。そのアプリを最も有効活用しているといわれるのが、今季、育成選手から一軍選手に昇格し、日本シリーズでも好投したルーキー、大竹耕太郎・投手(23)だ。

「僕はデータを、“相手を知るため”と“自分を知るため”に大別しています。“相手を知る”とはいわば予習ですね。対戦相手が自分と同じようなタイプのピッチャーとの対戦でどういう結果だったのか。主に映像データで確認しています」(大竹)

 ホークスの選手専用アプリでは、12球団すべての選手の映像データが過去数年分にわたってデータベース化されている。

「条件検索することで、瞬時に自分の欲しい映像だけを取り出すことができるので、すごく便利で助かっています」(大竹)

 たとえば「ライオンズ」→「秋山翔吾」→「2018年」→「対左投手」→「安打」と条件を順にタップしていくと、今季、秋山がサウスポーからヒットを記録した打席だけを集めた映像が自動編集される。さらに「結果球」を条件に加えれば、ヒットを打った投球だけに絞ることも可能。もちろん、逆に凡打に倒れたとか、三振に打ち取られたシーンの条件でも検索できる。

関連キーワード

関連記事

トピックス

映画『アンダンテ~稲の旋律~』の完成披露試写会に出席した秋本(写真は2009年。Aflo)
秋本奈緒美、15才年下夫と別居も「すごく仲よくやっています」 夫は「もうわざわざ一緒に住むことはないかも」
女性セブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
日本初となる薬局で買える大正製薬の内臓脂肪減少薬「アライ」
日本上陸の内臓脂肪減少薬「アライ」 脂肪分解酵素の働きを抑制、摂取した脂肪の約25%が体内に吸収されず、代わりに体内の脂肪を消費
週刊ポスト
専修大サッカー部を辞任していた源平監督(アフロスポーツ)
《「障害者かと思った」と暴言か》専修大サッカー部監督がパワハラ・経理不正疑惑で辞任していた 大学は「警察に相談している」と回答
NEWSポストセブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
日本製鉄によるUSスチールの買収計画
【日本製鉄のUSスチール買収問題】バイデンもトランプも否定的だが「選挙中の発言に一喜一憂すべきではない」元経産官僚が読み解く
NEWSポストセブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン