ライフ

家の物置から日本刀、火縄銃、猟銃を発見したらどうする?

使わない猟銃が出てきたら?(イラスト/うえだのぶ)

 実家の物置に、古くから眠っている「お宝」はないだろうか。以前は合法的に所持できるものであっても、長期間放置されている間に“違法なお宝”となってしまっているケースも少なくない。

 たとえば、「象牙」や「トラの敷物」、「カメの剥製」などは、絶滅のおそれがある野生動植物を守るために、国際的な輸出入を規制しているワシントン条約によって国際的な取引が禁止されている。また、ワシントン条約を保管する意味で作られた「絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)」によって、国内でも取引が禁止されているものもある。

 古くから所有していた象牙やはく製などは、「自然環境研究センター」に登録することで、所有し続けることが可能だが、なかには登録の必要がないものもある。

 たとえば、「シカの頭の壁掛け」。登録が必要なのはワシントン条約で規制され、種の保存法で国内での取引等も規制された国際希少野生動植物の個体等(個体、器官、加工品)のみ。動物の頭の壁掛けの場合、ニホンジカであれば種の保存法の規制はかからず、登録の必要はないという。

 ワシントン条約で規制されるものではなく、たとえば銃刀法で規制されるものが出てきた場合はどうなのだろうか。

 たとえば、日本刀を発見した場合、登録証があれば所有者変更届を都道府県の教育委員会に提出すればよい。ない場合は、最寄りの警察署に連絡して発見届を提出。その後、審査を受け、合格すると教育委員会から登録証が発行される。火縄銃などの古式鉄砲の場合も同様に。

 猟銃を所持するには免許が必要。免許保有者がいない場合、見つけてすぐに警察署に発見の経緯を伝えれば、銃刀法違反で逮捕されることもなく、廃棄を依頼することができる。免許保有者が亡くなった場合は、亡くなった日から50日以内に処分しなくてはならない。

※女性セブン2019年1月1日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長》東洋大卒記者が卒業証明書を取ってみると…「ものの30分で受け取れた」「代理人でも申請可能」
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
《フジテレビに蔓延するオンカジ問題》「死ぬ、というかもう死んでる」1億円以上をベットした敏腕プロデューサー逮捕で関係する局員らが戦々恐々 「SNS全削除」の社員も
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
《新歓では「ほうれん草ゲーム」にノリノリ》悠仁さま“サークル掛け持ち”のキャンパスライフ サークル側は「悠仁さま抜きのLINEグループ」などで配慮
週刊ポスト
70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
イスラエルとイランの紛争には最新兵器も(写真=AP/AFLO)
イスラエルとの紛争で注目されるイランのドローン技術 これまでの軍事の常識が通用しない“ゲームチェンジャー”と言われる航空機タイプの無人機も
週刊ポスト
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン
カトパンこと加藤綾子アナ
《慶應卒イケメン2代目の会社で“陳列を強制”か》加藤綾子アナ『ロピア』社長夫人として2年半ぶりテレビ復帰明けで“思わぬ逆風”
NEWSポストセブン