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イケボ声優・福山潤、苦労した役は『おそ松さん』と『暗殺教室』

“七色の声を持つ男”と評されるイケボ声優・福山潤

 昨今では、“イケてる声”、いわゆる“イケボ”の男性がモテている。しかもそのイケボの持ち主のルックスやパフォーマンスにまで注目が集まっているのだ。では、熱い視線を浴びる声優の魅力とは?

 2017年にリリースしたファーストシングルのお渡し会には、2000人を超えるファンが詰めかける超人気ぶり。そんな福山潤(40才)が声優を目指したのは、意外なきっかけだった。

「高校1年生の時に好きになった子の将来の夢が声優だったんです。近づくための口実で、ぼくも声優になりたいって伝えました(笑い)。一緒に声優の養成所に通う間につきあうことになったのですが、ぼくの方が声優にハマり、高校卒業と同時に上京することに。結局、別れてしまいました」

 声優歴は22年目とキャリアは長い。“七色の声を持つ男”と評され、あらゆる役柄をこなす。

「ぼくは低くもなく高くもなく、特徴のないタイプの声。それが武器になりました。プレーンな声と、喉を締めつけて出せる音の違いをうまく使っています。理想を言えば、声の出演者のテロップを見るまで、ぼくが演じているとわからないこと。作品やキャラクターに集中してもらいたくて」

 多くの役を演じ分けてきた今も、役作りで苦労することがあるという。

「1つは、2016年にテレビ放送されてブームになり、70億円もの経済効果を生み出したアニメ『おそ松さん』の一松役を演じていた時のこと。一松は六つ子の中で、特別個性がない役だったんです。今は若干声を低めてボソボソしゃべっていますが、出番が増える5話目で一気にキャラ色を出そうと、そこまでは意図的に特徴を出しませんでした。その作戦でいいのか、内心ヒヤヒヤしていました。

 もう1つは『暗殺教室』の殺せんせーです。彼は顔がずっとニコちゃんマークで、歯を見せている顔で止まっているので、ぼくも口角を上げっぱなしで演技していました。そのせいで、頬がずっとつってしまっていました(苦笑)」

 一松も殺せんせーも、実際の彼とは似ても似つかない。何より超がつくほどおしゃれで、デザインした眼鏡を発売したこともあるほどだ。

「昔は、黒のタートルネックを3着着回すスティーブ・ジョブズ方式でした(笑い)。でも、取材やライブ、握手会と人前に出る機会が増えたので、いろいろな服を試していたら、着道楽になっちゃいました」

 なるほど。おしゃれ度は人気のバロメーターでもあったのか。そんな彼の好きなファッションアイテムとはなんだろう?

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