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あっさり風味が力士に人気 時津風部屋「塩キムチちゃんこ」

時津風部屋の「塩キムチちゃんこ」

 暖冬といっても、やっぱり冬は寒い! そんな冬の定番料理といえば鍋。初場所で好取組を見せる力士たちの“パワーの源”であるちゃんこは栄養もバリエーションも豊富。相撲に詳しいノンフィクションライター・武田葉月さんが、“スー女”を代表して徹底取材した。

 幕内・正代関、豊山関、十両・豊ノ島関ら、人気力士が所属する時津風部屋は、「相撲の神様」といわれる横綱・双葉山を輩出した伝統ある部屋。この部屋でちゃんこ長を務めるのは、ちゃんこ長4年目・三段目の謙豊さんだ。この日のちゃんこは野菜ときのこがたっぷり入ったヘルシーな塩キムチ鍋で、あっさりとした風味は力士たちからの人気も高い。

「ウチの部屋のちゃんこは全部おいしいですよ。僕はシンプルに、卵ベースのタレに付けて食べる湯豆腐鍋なんかも好きですね」(正代関)

 一品料理では、ナスを豚バラ肉で巻いて塩、こしょうで味を付けた通称・ナス豚が人気だとか。

 時津風親方、関取衆が和やかに鍋を囲む時津風部屋は、朝稽古から調理、食事までチームワークも抜群だ。持ち回りの“ちゃんこ番”がその日の鍋の内容を考え、ちゃんこ長の謙豊が調理。

「鍋をおかずにご飯をたくさん食べて体を大きくするので味付けは濃いめが基本。鍋のほか、肉炒めなどサイドメニューもボリュームたっぷりです」

 序二段・椎森さんが卓上で鍋を仕上げる。

 差し入れでもらった食材を活用するため、具材は何を入れてもOK。

「どんな食材にも合う塩味が人気。キムチの辛味が苦手な力士もいるので、キャベツと玉ねぎで甘味を出しました」(謙豊さん)

■時津風部屋の『塩キムチちゃんこ』
●材料(4人分)
豚バラ肉…500g
キムチの素…適宜
A[水…4カップ 和風だしの素…大さじ2 塩・こしょう・しょうゆ…各少量]
B[キャベツ・玉ねぎ…各1/2個 長ねぎ…1/2本 油揚げ…2枚 しらたき…1/3袋 しめじ・えのきたけ…各1/2株]

●作り方
【1】Aを鍋で温め、5cm長さに切った豚バラ肉を加える。アクが浮いたら中火にしてすくい取る。
【2】 【1】に、それぞれ食べやすい大きさに切ったBを入れ、沸騰したらキムチの素をまわしかける。

※女性セブン2019年1月31日号

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