ライフ

ブルガリア出身鳴戸親方もごっつぁん「もつちゃんこ」レシピ

鳴戸部屋の「もつちゃんこ」

 寒い冬に食べたい定番料理といえば、やっぱり鍋。そして、鍋のエキスパートといえば、日頃からちゃんこを食べている力士たちだ。初場所で好取組を見せる力士たちの“パワーの源”であるちゃんこは栄養もバリエーションも豊富。相撲に詳しいノンフィクションライター・武田葉月さんが、“スー女”を代表して徹底取材した。

 ブルガリア出身の元大関・琴欧洲が2017 年4月に創設した鳴戸部屋。ヨーロッパ出身力士として初めて相撲部屋を持ったことでも話題になった。

「ウチの部屋はまだ若い部屋なので、マネージャーと力士で力を合わせてちゃんこを作っています。ブルガリアのヨーグルトが必ず食卓に並ぶのも鳴戸部屋の特徴ですね」(鳴戸親方)

 ちゃんこは親方、力士がみんな揃って「いただきます!」。

 ちゃんこ番は2チーム交代制。マネージャーの指示のもと、仕込み・調理と手際よく進める。

「後援者の方からいただく食材を無駄なく使うよう献立を考えます。しょうゆスープが基本です」と話すのは、調理を指揮するマネージャーの成田篤さん。この日は、きのこをふんだんに。

■鳴戸部屋の『もつちゃんこ』
●材料(4人前)
生牛もつ…400~500g なめこ…1袋 玉ねぎ…1/2個 ごぼう…1/3本 キャベツ…1/4個 しめじ・えのきたけ…各1/2株 しいたけ…2枚 豆腐…1/2丁 ほうれん草…1/3束 さつま揚げ…2~3枚 ぬるま湯…2カップ 干ししいたけ…3枚 鷹の爪…1本 
A[水…3カップ 粉末だし・酒・しょうゆ…各大さじ2 砂糖…大さじ1]
B[にんにくスライス…2片分 ごま油…大さじ2]

●作り方
【1】鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かして生牛モツを下茹でし、軽く火が通ったらザルにあげておく。ボウルにぬるま湯を張り、干ししいたけを入れ、戻す。
【2】キャベツ、玉ねぎはざく切りに、ごぼうはささがきにして水にさらす。しめじ、えのき、ほうれん草は食べやすい大きさに切る。しいたけは3mm厚さに、さつま揚げは半分に切る。
【3】鍋に【1】の干ししいたけの戻し汁とAを入れ沸騰させ、下茹でしたモツを加える。
【4】沸騰したら中火にし、【1】で戻した干ししいたけの薄切りと【2】、なめこを加え、全体的に火が通ったら豆腐を加える。
【5】フライパンでBを温め、香りが立ったら鍋に回しかける。仕上げに輪切りにした鷹の爪を散らす。

※女性セブン2019年1月31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
一般家庭の洗濯物を勝手に撮影しSNSにアップする事例が散見されている(画像はイメージです)
干してある下着を勝手に撮影するSNSアカウントに批判殺到…弁護士は「プライバシー権侵害となる可能性」と指摘
NEWSポストセブン
亡くなった米ポルノ女優カイリー・ペイジさん(インスタグラムより)
《米ネトフリ出演女優に薬物死報道》部屋にはフェンタニル、麻薬の器具、複数男性との行為写真…相次ぐ悲報に批判高まる〈地球上で最悪の物質〉〈毎日200人超の米国人が命を落とす〉
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン