「為せばなる 為さねばならぬ 何事も」が座右の銘だという度會さんは、大学でもゼロからフランス語を学んだり、泳げなかった水泳にチャレンジしたりと、新しい事を次々と習得していく。「運動が苦手だった私も、ここまでスポーツに夢中になれるんだと気づかされました」と度會さん。
一方、高橋さんは東大に入りジャズダンスサークルに所属。勉強の合間にダンス公演に向けて猛特訓したり、塾講師のアルバイトに精を出したりと活発的な日々を送っているという。「ミス日本のファイナリストに選ばれてからも、新しい出会いや知識が経験となって、たくさんの刺激を受けています。今、いちばん充実していて楽しいです」と満面の笑み。
これから1年、晴れて2人は“ミス日本”の活動も加わってさらに多忙な日々となりそうだが、肝心の医学の道はどんな夢を描いているのか。
「まだ医学の入り口に立ったばかりなので将来は見えませんが、なにか最先端の研究で患者さんに貢献できたらいいなと思っています。いま興味を持っているのは、脳神経、神経病理学の分野です」(度會さん)
「昨年、病院見学の授業があって、大学病院の診療科があまりにも細分化されていることに驚きました。一言に内科や循環器内科といっても、その中でもたくさん分かれている。私自身は子供が好きなので小児科や産婦人科医を志して東大に入りましたが、どんな道に進むのかは、これからじっくり勉強して決めていきたいです」(高橋さん)
グランプリに輝いた度會さんは、「芸能活動にはまったく興味がない」と言い切るが、まさに才色兼備の極みといえる“肩書き”を手に入れた2人の今後が楽しみだ。
●撮影/渡辺利博