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2019.02.27 16:00  週刊ポスト

筋肉を鍛える「貯筋」 鎌田實医師の健康作りとは

 85歳になっても、大好きなジャズを聴くために、ライブハウスに行きたい。たいていのライブハウスは地下にあるが、その階段を一人で上がり下りできるように、足腰を鍛えておきたい。

 芝居や映画も好き。90歳になっても、唐十郎の紅テントを見にいける足腰と認知機能をもっていたい。

 そして、なんといってもスキー。92歳になっても、スキーを続けていたい。ぼくは60歳前後で2回、スキーで転倒して骨折した。だからといって、スキーを止めよう、とは思わなかった。スキーで転ばないような足腰にしようと考えて、筋肉や骨を鍛え始めた。

 数年前から週2回ジムに通い、自宅でもかかと落としやスクワットをしてきたお陰で、47.5kgのバーベルを担いでスクワットができるようになった。今シーズンは60日間滑ろうと目標を決め、仕事の前に3kmのダウンヒルを5本滑っている。爽快である。

 こんなふうに、したいことがはっきりしてくると、運動や食事の工夫が楽しくなる。

 まず、筋肉を鍛え、「貯筋」にこだわったことで、血糖値や血圧が下がった。筋肉を動かすとマイオカインという物質が出て、血糖値や血圧を下げるといわれている。ぼくの血圧は上が110、下が70だ。

 血糖値に注意しているぼくは、毎朝、牛乳とヨーグルト入りの野菜ジュースを飲んでいる。トロント大学の研究では、朝、牛乳を飲むと血糖値が上がりにくくなるという。朝、牛乳を飲むと脳卒中の発生率が減少するというテキサス大学のデータもある。

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