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風船おじさんに矢ガモ 平成お騒がせ珍事件プレイバック

風船おじさんは今どこに?(時事通信フォト)

 いったいあの騒ぎはなんだったのか。その「奇妙なインパクト」だけで人々の記憶に残った平成の事件を振り返ろう(敬称略)。

●風船おじさん行方不明事件 (1992年11月)

 ピアノ調律師の鈴木嘉和が琵琶湖畔から自作のゴンドラ風船に乗って出発し、2日後に消息が途絶える。無謀な“冒険”に乗り出した動機は諸説あるが、「島根県・琴ヶ浜の鳴き砂(踏むと音が鳴る砂)の保護を世の中に訴えるため」というのが有力。帰還を待っていた夫人は2017年に世を去った。

●板橋矢ガモ事件(1993年2月)

 背中に矢がささったメスのオナガガモが板橋区の石神井川で発見され、海外メディアも相次いで報道する事態に。都や区が保護作戦を行なうものの、見物客が大挙したことで難航した。その後、上野動物園が保護し、矢は摘出された。

※週刊ポスト2019年3月22日号

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