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2019.03.22 16:00  週刊ポスト

予防歯科でセラミックの話出たらセカンドオピニオンを

予防歯科の現状を解説する小池氏(筆者撮影)

「日本の大多数の歯科医たちは、虫歯が減ると自分たちは失業すると本気で心配していました。日本の保険制度は、治療をしないと歯科医院はほとんど利益が出ないからです」

 こう話すのは、フィンランド型の予防歯科を実践している、小池匠氏(こいけ歯科医院・院長)。北欧では1980年代に予防歯科が定着していたが、日本は「削って、詰めて、被せて、最後は抜く」という歯科治療を続けてきた。

 それが今、日本の歯科業界で予防歯科がトレンドになっている。要因の一つは、虫歯の激減だ。従来の診療スタイルを変える必要性に迫られていたのだ。

 だから専門知識や経験がないまま、「予防歯科」の看板をつけた歯科医院が急増している。

◆予防歯科も「専門分野」を確認する

 1990年から、東京・中野で予防歯科に取り組んでいる景山正登氏は、歯周病専門医でもある。

「うちは中高年の患者さんも多いので、何らかのトラブルを抱えています。それに対応できる治療技術がないと、なんちゃって予防歯科になります。歯周病専門医としてのアプローチを大切にしています」

 中高年世代の口には、過去に受けた治療痕がたくさんある。銀歯の下で虫歯が再発しているかもしれない。予防歯科というと、ブラッシング指導だけと思うかもしれないが、本当は高い治療スキルが必要なのだ。

 HPに「予防歯科」と掲げる歯科医院は数多いが、歯科医の経歴などから専門分野を確認したほうがいい。歯を残す治療の専門性がなく、「予防」のフレーズだけを掲げていることもある。

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