「部分入れ歯のクラスプが緩いと、両隣の歯に負担をかけて抜歯のリスクになってしまうので、注意が必要です。
前歯など、あまり大きな力がかからない部分なら、金属製のバネがない、ノンメタルクラスプデンチャー(自費)も選択肢の一つです」(村岡氏)
部分入れ歯になるのは、虫歯か歯周病が悪化した結果だ。それを考えると、今後もさらに歯を失うリスクを踏まえて虫歯や歯周病も診てもらえる歯科医に部分入れ歯づくりを頼むほうがいいと、村岡氏は言う。
●レポート/ジャーナリスト・岩澤倫彦(『やってはいけない歯科治療』著者)
※週刊ポスト2019年4月5日号