大便の硬さの7段階、要チェック!
また、酸っぱい匂いがする場合も健康の証だという。
「生まれたばかりの赤ちゃんの大便は、ほぼ匂いがありません。悪玉菌がないからです。母乳やミルクを飲むことでだんだん匂いが増していきますが、ぬか漬けのような酸っぱい匂いがする程度。大人になっても、そうした少し酸っぱい匂いがする大便が出れば健康だといえます」(同前)
根菜類や海藻類など食物繊維が豊富な食事を摂っていれば、匂いが少なく水に浮く大便が出やすいという。「うんち博士」の異名をとる理化学研究所イノベーション推進センターの辨野(べんの)義己研究員が話す。
「理想の大便を作るのは、日々の規則正しい生活以外にはない。便器の中は、自分の生活の映し鏡だということです」
毎日の「観便」を習慣にすれば、自分の体に何が起きているのか、どうすれば改善できるのか、その答えが見えてくる。
※週刊ポスト2019年7月5日号