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女性下着5000年史 「シェンティ」が「パンティ」になるまで

ローマ時代の別荘跡に残るモザイク画(写真/akg-images /AFLO)

 人類はいったいどんな下着を着けてきたのか? 女性の下着、パンティの歴史は古く、紀元前3000年頃の古代メソポタミアの壁画などで見られる、腰に巻いた布がルーツとされる。古代エジプト(紀元前2700年頃~)では「シェンティ」と呼ばれた腰布が着用されていた。シェンティは革紐をベルトとして腰布を固定したもので、衣服として着用された。この時点ではまだ上着と下着の区別はついていなかった。

 やがてシェンティや薄い布の上に、別の衣服を身につける習慣が生まれた。そうして「下着」の概念が生まれるようになる。

 紀元前7世紀の古代ギリシアでは、胸を保護する「アポディスム」と呼ばれる胸帯がブラジャーのように使用されていたようだ。当時、同様のものは世界各地で使用されていたとされる。

 紀元前8世紀の帝政ローマでは、パットのように布で詰め物をして着用する胸帯状の「ストロピウム」や、アンダースカートとしての「カスチュラ」が着用されていた。この時代の娼婦はカスチュラを穿き、宝石のついたリボンで太ももを装飾し男性を誘惑していたという。下着は徐々に性差を表わし始めていった。

◆バストやウェストを締め上げたコルセット

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