スポーツ

オールブラックス“羽田空港で雑魚寝スクラム”からの神対応

空港ラウンジというフィールドも“支配”してしまったオールブラックス

 ラグビーワールドカップ(W杯)の熱戦が続く。初の日本開催となった今大会は、日本代表が開幕戦のロシアに続き、優勝候補のアイルランドも破る快進撃で始まり、列島は興奮のるつぼと化している。

 単一スポーツの国際大会としては、サッカーのW杯に次ぐ2番目の規模という大きなスポーツイベント。応援する各国代表のレプリカジャージを着た外国人観光客たちの姿が、あちこちで見られている。期間中は40万人もの外国人が日本を訪れ、2330億円もの経済効果が見込まれるという。
 
 そんな大興奮のさなかの9月下旬、世界のラガーマンたちの豪快な姿が目撃された。

 東京・羽田空港出発ゲート内のバス待合ラウンジ。数十人の屈強な男たちが、出発の時を待っていた。ニュージーランド代表「オールブラックス」の選手たちだ。南アフリカとの優勝候補対決を制し、カナダとの第2戦が行われる大分に向け、移動するところだった(その後、10月2日にカナダに63対0と快勝)。
 
 ラウンジに降りてきた客たちが思わず驚いたのが、その選手たちのリラックスした姿だった。

「大柄な男性たちが、ラウンジのイスや床をベッド代わりにして寝転がったり、イスを使ってストレッチをしたり。出発までの時を思い思いに過ごしていたんです。さすがに床で寝るのはどうかと思いましたが(笑い)」(一般客男性)

 メンバーたちは一般客の邪魔にならないようラウンジの後方で過ごしていたが、巨体の存在感がありすぎて目を引いたようだ。上下青のチーム公式ウェア姿ということもあってか、気付いた乗客たちからあっという間に囲まれ、サインや写真撮影を求められていた。

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