「摂取量」「塩分」で病気リスクが変わる食品
イクラ・たらこなどの魚卵や干物なども同様に塩分含有量が高い。国立がん研究センターが中心となって行なうコホート研究「JPHC」は、イクラやたらこなどの塩蔵魚卵の摂取量を比較し、最も多いグループは胃がんの発症リスクが66%上昇したと報告している。塩漬けされた魚・干物でも、胃がんリスクが46%上がった。医療経済ジャーナリストの室井一辰氏が解説する。
「この研究では、塩漬けされて製造される過程で、発がん物質である『ニトロソ化合物』が生成されたことが、胃がんリスクを上昇させたと分析されています」
こうした“塩分多め”の食材は「夕方」に食べることを意識したい。
※週刊ポスト2019年12月13日号