国内

あおり運転殴打事件で登場の“ガラケー女”を巡るTV局の困惑

ある意味、2019年に日本を一番騒がせたカップル

「あおり運転」の危険性とその恐怖を日本全国に知らしめたのが、2019年8月に傷害容疑で逮捕された宮崎文夫被告(43)だ。

 常磐自動車道で蛇行運転を繰り返し、車を下りるや後列車の運転手をボコボコに殴るドライブレコーダー映像は、視聴者に衝撃を与えた。その後、宮崎被告の隣でガラケーを構えていた同乗女性(51)も、被告を匿ったとして犯人隠匿容疑で逮捕。罰金30万円の略式命令を受けた。

 この“ガラケー女”をめぐって、いまテレビ局員が困惑している。

「逮捕当時は彼女も実名で報じていましたが、罰金刑で釈放されているので、名前や顔出しの報道ができなくなった。最近はドラレコ映像でも女性の顔にボカシをかけて報じている。問題は、当時盛んに報じられた、宮崎被告が連行される時の一部始終です。あの映像が非常に使いづらい」(キー局情報番組プロデューサー)

 警察に取り囲まれながらも、宮崎被告は署への連行を拒否。「〇〇〇さ~ん」と彼女の名前を連呼して助けを求める……。そんな映像が当時、各局のワイドショーで繰り返し流された。

「ずっと彼女の名前を呼び続けているでしょう。いまは実名報道できないので、オンエアするとなると、宮崎被告の発言にピー音をかぶせ続けなければならない(苦笑)。年末の振り返り企画などでもあの映像が使えないかもしれません」(同前)

※週刊ポスト2020年1月3・10日号

関連記事

トピックス

大谷翔平(左/時事通信フォト)が伊藤園の「お〜いお茶」とグローバル契約を締結したと発表(右/伊藤園の公式サイトより)
《大谷翔平がスポンサー契約》「お〜いお茶」の段ボールが水原一平容疑者の自宅前にあった理由「水原は“大谷ブランド”を日常的に利用していた」
NEWSポストセブン
林田理沙アナ。離婚していたことがわかった(NHK公式HPより)
離婚のNHK林田理沙アナ(34) バッサリショートの“断髪”で見せた「再出発」への決意
NEWSポストセブン
フジ生田竜聖アナ(HPより)、元妻・秋元優里元アナ
《再婚のフジ生田竜聖アナ》前妻・秋元優里元アナとの「現在の関係」 竹林報道の同局社員とニアミスの緊迫
NEWSポストセブン
かつて問題になったジュキヤのYouTube(同氏チャンネルより。現在は削除)
《チャンネル全削除》登録者250万人のYouTuber・ジュキヤ、女児へのわいせつ表現など「性暴力をコンテンツ化」にGoogle日本法人が行なっていた「事前警告」
NEWSポストセブン
水卜麻美アナ
日テレ・水卜麻美アナ、ごぼう抜きの超スピード出世でも防げないフリー転身 年収2億円超えは確実、俳優夫とのすれ違いを回避できるメリットも
NEWSポストセブン
撮影現場で木村拓哉が声を上げた
木村拓哉、ドラマ撮影現場での緊迫事態 行ったり来たりしてスマホで撮影する若者集団に「どうかやめてほしい」と厳しく注意
女性セブン
5月場所
波乱の5月場所初日、向正面に「溜席の着物美人」の姿が! 本人が語った溜席の観戦マナー「正座で背筋を伸ばして見てもらいたい」
NEWSポストセブン
遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜の罪で親類の女性が起訴された
「ペンをしっかり握って!」遺体に現金を引き出させようとして死体冒涜……親戚の女がブラジルメディアインタビューに「私はモンスターではない」
NEWSポストセブン
氷川きよしの白系私服姿
【全文公開】氷川きよし、“独立金3億円”の再出発「60才になってズンドコは歌いたくない」事務所と考え方にズレ 直撃には「話さないように言われてるの」
女性セブン
被害者の平澤俊乃さん、和久井学容疑者
《新宿タワマン刺殺》「シャンパン連発」上野のキャバクラで働いた被害女性、殺害の1か月前にSNSで意味深発言「今まで男もお金も私を幸せにしなかった」
NEWSポストセブン
NHK次期エースの林田アナ。離婚していたことがわかった
《NHK林田アナの離婚真相》「1泊2980円のネカフェに寝泊まり」元旦那のあだ名は「社長」理想とはかけ離れた夫婦生活「同僚の言葉に涙」
NEWSポストセブン
広末涼子と鳥羽シェフ
【幸せオーラ満開の姿】広末涼子、交際は順調 鳥羽周作シェフの誕生日に子供たちと庶民派中華でパーティー
女性セブン