もちろんピンク映画で一生を終えようとは思ってなくて、ゆくゆくは一般映画に行きたかったわけですよ。その成り上がりのプロセスにロマンポルノがありました。ピンク映画とロマンポルノだと客層がちょっと違うんです。映画評論家でもピンクは観ないけどロマンポルノなら観るという人がいましたし、観客の人数も全然違いました。

 僕らはピンク映画時代から一貫して、どうしたら映画として面白くなるかということを、監督やカメラマンたちと一緒に現場で模索してました。たった7~8人のスタッフで、しかも1人がいろんなことを兼任してやるわけですから。全員で作っているという感覚がありました。映画における演技の仕方も鍛えられましたし、あの仲間に30代前半のころに出会えたことは、僕の人生にとってかけがえのない財産だと今でも思っています。

※週刊ポスト2020年2月21日号

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