東京・銀座に行列ができる食堂がある。国産農畜産物の「生産者」と「消費者(食べる人)」が互いを思い、食と農を通じて共感する場づくりにと、JA全農が運営する「みのる食堂 銀座三越店」。安心安全な国産食材にこだわり、食材の味を生かしたやさしい味つけのメニューは子供にも大人にも大人気。
「みのる食堂 銀座三越店」の特徴は様々ある。まず、生産者の思いを伝えるフリーペーパー『AGRIFUTURE』で特集した都道府県の野菜を販売。採れたてをおいしく食べる料理方法も教えてくれる。食堂の入り口には、その日に使用する野菜の産地がひと目でわかる黒板が。近隣産地からの野菜は毎日直送され、新鮮だ。
そして、ランチ時には7~8種のお総菜を自由に盛れるうれしいサービス(1皿限り)。不足しがちな野菜をおいしくたっぷりだ。
そんな「みのる食堂 銀座三越店」と本誌・女性セブンがコラボして、春の献立を3日分考えた。
【献立1日目】
◆春野菜と鶏手羽のごろごろポトフ
●材料
鶏手羽先…2本
厚切りベーコン…60g
春キャベツ…1/4個
セロリ…20cm
黄にんじん…1/2本
スナップえんどう…4枚
新玉ねぎ・新じゃがいも・ミニトマト…各小2個
米油…大さじ1
水…5カップ
コンソメ(顆粒)…大さじ2と1/2
塩・こしょう…各適量
※材料は全て2人分です。
●作り方
【1】ベーコン、春キャベツ、黄にんじん、セロリは2等分に切り、スナップえんどうはさっとゆでる。
【2】鍋に米油を熱し、鶏手羽先は皮目から、ベーコンとともに焼く。焼き色がついたら水を加え、沸騰させる。
【3】【2】に【1】のセロリ、黄にんじん、新玉ねぎの順に加えて煮込み、やわらかくなったらコンソメ、新じゃがいも、【1】の春キャベツを加えて煮込む。
【4】塩、こしょうを加えて味を調え、ミニトマトを加えてひと煮立ちさせる。
【5】器に盛り、【1】のスナップえんどうを添える。
【春野菜メモ】
甘くてクセがない黄にんじんの旬は3月まで。コンソメを使わなくても、キャベツの芯やにんじんの皮などを1時間煮れば滋味深いだしに。
◆ハーブバター
●材料
オリーブオイル…小さじ2と1/2
にんにく(チューブ)…小さじ1
バジル…4枚
パセリ(生)…少量
バター…大さじ2と1/2
●作り方
【1】バター以外の食材をハンドミキサーで混ぜる。
【2】室温に戻したバターに【1】を加え、よく混ぜる。