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2020.04.19 16:00  週刊ポスト

元刑事×脳科学者対談 新型コロナ自粛でも楽しむ意識とは

元捜査一課刑事という異色の経歴を持つ佐々木成三氏

 元捜査一課刑事で“落としのプロ”と呼ばれた佐々木成三氏が上梓した『優位に立てる「刑事力」コミュニケーション20の術』が話題になっている。。そんな佐々木氏が『サイコパス』『空気を読む脳』などベストセラーを連発する脳科学者・中野信子氏との対談で、新型コロナウイルスの感染拡大によってギスギスしがちなコミュニケーションについて語りあった。

佐々木:今回の対談は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレビ電話でやらせていただきました。我々の対談は盛り上がりましたが(笑い)、世間はどうもギスギスしていますね。

中野:コロナ離婚やDVが世界的に増えているそうです。休校措置や外出自粛などで家庭でも夫婦や子供のフラストレーションが凄い。互いに「なぜ私を理解してくれないのか?」という鬱憤が溜まっているのかもしれません。そんな心理がネットでの荒んだ書き込みにも繋がっています。

佐々木:こういう時代だからこそ、他者に寄り添うコミュニケーション術はより重要になってくると思います。それに、外出自粛と言われるとつい悶々としてしまいますが、自分を見つめ直すチャンスだと肯定的にとらえることもできるはず。

中野:感染への恐怖や社会不安を打ち消すことは難しいですが、家での生活を楽しむというポジティブな意識は重要です。

 例えば冬には外出できない北欧の生活をお手本にするのもおすすめ。四六時中家族と一緒も疲弊しますから、敢えて一人でいる空間と時間を決めるのも有効ですね。お風呂やトイレ、部屋の一角を読書する場所と決めたりするなど、楽しんで工夫してほしい。

佐々木:こういう時期だからこそ「好奇心」を失わないことが大事ですね。

脳科学者の中野信子氏

●なかの・のぶこ/1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授。

●ささき・なるみ/1976年、岩手県生まれ。1995年埼玉県警察官拝命。埼玉県警察本部刑事部捜査第一課に10年間、刑事として従事。2017年の退職後は、一般社団法人スクールポリス理事を務め、中高生らが巻き込まれる犯罪を防止するための講演を行なうなど多方面で活躍中。

※週刊ポスト2020年4月24日号

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