ライフ

【法律相談】コロナの余波で内定取り消し 法的には?

内定取り消しにどう対処するか

 新型コロナウイルス騒動により、あらゆる産業に多大な影響が発生。雇用も脅かされる事態となっている。その余波で内定取り消しになった場合、どうすれば良いのか? 弁護士の竹下正己氏が回答する。

【相談】
 旅行代理店に就職が内定していた大学4年生の娘が、コロナの影響で取り消しに。娘はまた就職活動をしなければいけません。この状況下で業績が悪化し、新入社員を雇えない会社側の事情もわからなくはないですが、親としては納得いかず、今回の取り消しは法的にも仕方がないことになってしまうのですか。

【回答】
 内定には解約権が留保されていますが、本採用の日を始期とする雇用契約が成立します。労働契約法では合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない解雇を禁じています。

 しかし、内定時点では内定者に就労予定の職種に求められる資質、性格、能力、その他の適格性があるか十分な判断材料がありません。内定後、判明した不適格者の採用を止める必要が生じる場合もありえます。そのため使用者には、解約権が留保されます。

 逆にいえば、採用内定は「採用内定当時知ることができず、また知ることが期待できないような事実」を取り消せるだけです。この点、新型コロナ流行は娘さんの適格性にかかわる問題ではないので、内定取り消しは合理的理由がない解雇になります。

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
山下智久と赤西仁。赤西は昨年末、離婚も公表した
山下智久が赤西仁らに続いてCM出演へ 元ジャニーズの連続起用に「一括りにされているみたい」とモヤモヤ、過去には“絶交”事件も 
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
被害者の宝島龍太郎さん。上野で飲食店などを経営していた
《那須・2遺体》被害者は中国人オーナーが爆増した上野の繁華街で有名人「監禁や暴力は日常」「悪口がトラブルのもと」トラブル相次ぐ上野エリアの今
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン