【横浜美術館(神奈川)】抽象彫刻の作者自らが語る創作の知られざる裏側

横浜美術館(神奈川)

 東京スカイツリーのデザイン監修でも知られる彫刻家・澄川喜一氏の個展開催を記念し、澄川氏と東京藝術大学名誉教授で彫刻家の深井隆氏の対談を収録。師弟関係だった2人の息はぴったりで、それぞれの作品の解説はもちろんのこと、大学時代に深井氏が直接目にした若かりし日の澄川氏のエピソードも楽しく語られる。当時から木彫の可能性を口にしていた澄川氏の木に対する熱い想いが伝わる。

『そりのあるかたち』2018年 澄川喜一作 215×85×50センチ 杉/作家蔵 (C)Sumikawa Kiichi 撮影/江崎義一

『澄川喜一 そりとむくり』展
※5月24日まで開催予定の展覧会(臨時休業中)の動画(開館情報は横浜美術館ウェブサイトにて要確認)
美術館情報/1989年開館。港町・横浜にふさわしい近現代の美術に焦点をあてた作品収集で毎回人気の展覧会を開催

【京都国立近代美術館(京都)】楽しいツッコミで学ぶチェコのデザイン史

京都国立近代美術館(京都)

 戦争、占領、政変など、激動の100年間にあって世界を魅了するプロダクトやアートを生み出し続けてきたチェコのデザインを紹介。歴史軸に沿って解説されるため、チェコの辿ってきた足取りも学ぶことができる。どのデザインも特徴的で、「これは普通に欲しい」「ポスターなのに何の映画か分からない」「造形としてはおもしろいけど……何に使うんだろう?」など、一般目線のツッコミも楽しく、解説者3人のチェコへの深い愛がほとばしる。

『小箱《悪魔》』1921年ヴァーツラフ・シュパーラ19×11×5.2センチ/チェコ国立プラハ工芸美術館蔵

『チェコ・デザイン 100年の旅』
※7月5日まで開催予定の展覧会(中止)の動画
美術館情報/1963年開館。京都を中心に、西日本の美術や工芸に重点を置いた京都を代表する近代美術館

関連キーワード

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン