「芸能やスポーツ、社会など時事問題が多く、歌謡曲のイントロクイズもあった。早押しのスピード勝負ですが、間違うとそれまで9問連続正解していても一番下まで落ちてしまうし、2問間違うと失格になる。私は『とにかく10問取ればいい』と割り切って、確実なものだけを答えるようにしていました」(道蔦氏)
1983年大会で、最初に正解したのが、(画像にある)Q1の「公衆電話」の問題だったという。
「放送日にちなんだ問題を予想していたので、正解できました。当時はネット検索もないので、“その日の出来事辞典”のような本を集めて勉強しました。私が正解して優勝を決めた問題は、『(1983年当時)島倉千代子さんは年末の紅白歌合戦に26回と、女性歌手として最も多く出場している。では男性歌手の最多出場者は?』というものでした(正解は「フランク永井」)。『アップダウンクイズ』はその日のゲストにちなんだ問題もよく出た。ゲストが島倉千代子さんと知ってから、それに絡んだ問題を予想していたので正解できた」(同前)
【画像のクイズの答え】
Q1:上野駅、Q2:横じま、Q3:第14代天皇の仲哀天皇、Q4:チタン、Q5:ライラック
※週刊ポスト2020年5月8・15日号