「オーストリアでは5月15日からレストランやカフェ、バーが開く予定です。ただし1つのテーブルに4人までで、利用者は来店時やトイレに立つ際にもマスク着用がマストとなります」
感染者数が世界最多のアメリカに次ぐ第2位となり、12万人を超えたスペインは、今後、感染拡大抑制のための規制を徐々に緩和。5月11日の屋外レストランを皮切りに、6月末までにすべての飲食店を室内の人数を制限するなどの予防策を義務付けたうえで、営業を再開させる。
日本は、延長した緊急事態宣言の期限が明ける6月1日がひとつの目安となりそうだ。
「このまま新規感染者数が減れば緊急事態宣言は5月末で終了し、6月からほとんどの飲食店が再開されるはずです。座席数を減らしてテーブルの間隔をあけ、営業時間も通常より短めにするなど、恐る恐る始めることになるでしょう。
専門家会議が『新しい生活様式』の実践例とした『対面でなく横並び』にすることで客数を半分に減らすようなお店が出てくると思います。ただ、『おしゃべりは控えめに』は難しいので『おしゃべりはマスクをしながら』みたいな新しいマナーが出現するのではないでしょうか」(鈴木さん)
※女性セブン2020年5月21・28日号