この影響は上海にも及んでいる。上海の日本食レストランの日本人オーナーは「ここ数日、明らかにお客さんが減った。サーモンを出すことはほとんどない。お客さんは生の魚を避けていますね」と語っている。
また、他のオーナーも「私は刺身料理を減らして、火を通すなどの調理された料理にメニューを変更しています」と話す。
ネット上では、日本料理店が多い朝陽区にある大学の教師による「新たな感染拡大報告される数日前に日本のレストランでサーモンサラダを食べていたので、自分も感染したかもしれないと心配で気が気ではない。もうサーモンを食べるつもりはないし、危険を冒さない」との書き込みも見られる。
しかし、北京市食品環境衛生局が15日、ノルウェー、チリ、アイルランド、アイスランド、デンマークなどの国々から輸入されたサケのサンプルを試験用に採取し、ウイルス検査を実施したところ、16サンプルすべてが新型コロナウイルスについて陰性を示したという。