年末ジャンボ宝くじの売り場には毎年多くの人が行列をつくる(時事通信フォト)
◆年末ジャンボと比較した1等当せん確率は?
それでは、MEGA BIGは、宝くじよりもおトクなのだろうか。代表的な宝くじである「年末ジャンボ」と比較してみよう。MEGA BIGは1口300円、年末ジャンボも1枚300円で、どちらも同じだ。
まず、1等の当せん確率を比較しよう。MEGA BIGでは、当せん確率は、くじによって、0.00000058%~0.0000211%となる。平均は、0.000006%となる。一方、年末ジャンボは1ユニット2000枚の中から1枚、1等がでる。当せん確率は、0.000005%(=1÷2000万)となる。
MEGA BIGはくじによって当せん確率が異なるため、どちらが高確率かはケースバイケースだが、平均では、当せん確率はMEGA BIGのほうが大きい。
◆1等当せん金は、年末ジャンボより高いことも
次に1等の当せん金を比較しよう。MEGA BIGでは、キャリーオーバーがない場合、最高7億円。キャリーオーバーがある場合は、最高12億円。ただし、当せん金は、売上金額や当せん口数によって変動する。一方、年末ジャンボは7億円、前後賞も合わせると10億円となる。こちらは固定額だ。
MEGA BIGの当せん金が条件次第で変動するため、どちらが高額とは言い切れない。ただし、MEGA BIGでキャリーオーバー発生時には最高12億円の可能性があり、これは年末ジャンボの1等前後賞10億円よりも高い。
このように、1等については、当せん確率、当せん金額とも、MEGA BIGの魅力は年末ジャンボに匹敵する、あるいはそれを上回っているといえそうだ。
J1のリーグ戦は7月4日に再開される。まずは、リモートマッチ(無観客試合に代わる名称)で始まり、10日からは観客を入れた試合が行われる見通しだ。ただし、観客はマスク着用のうえ、間隔を空けて着席するなど、新たな観戦スタイルが模索されることになりそうだ。
ファンやサポーターは、これまでスタジアムでリアルな応援を繰り広げてきたが、これからはTVやインターネットを通じて、リモートで声援を送るというスタイルも当たり前になるかもしれない。
リアル観戦にせよ、リモート応援にせよ、MEGA BIGなどのスポーツくじでワクワク感を高めれば、よりスポーツ再開の喜びや楽しみが増しそうだ。