ビジネス

ボルボの重量級SUVに乗って分かった「病みつきのクルーズ感」

大型SUVの一角、ボルボ「XC90」

大型SUVの一角、ボルボ「XC90」

 世界で過熱するSUVブーム。長期休暇を取る機運が希薄な日本でも実用性、新奇性、ファッション性などいろいろな側面が消費者に受け、SUVの購入比率は高まりつつある。近年はコンパクトクラスのSUVが人気だが、「大型SUVでしか味わえない魅力もある」と指摘するのは、自動車ジャーナリストの井元康一郎氏だ。

 * * *
 道路も駐車場も狭い日本で使いやすいSUVといえば、圧倒的にコンパクトクラス以下だが、SUV本来の“らしさ”を満喫できるのは、圧倒的にラージクラス、あるいはさらに上のプレステージクラスのモデルだ。

 重量級ボディと長大なサスペンションストローク(上下動の幅)が生む優雅な乗り心地、乗員の視点の高さが生む眺望、広大無比なラゲッジルーム、高価格帯モデルならではの充実した電子装備……。

 そんな大型SUV群の一角、ボルボ「XC90」で1泊2日、東京から宮城北部の気仙沼まで、総走行距離およそ1200kmのドライブをやってみた。

 試乗車は「B5 Momentum(モメンタム)」という新設グレード。Bは小型電気モーターでエンジンパワーをアシストしたり、減速時に発電を行ったりすることで燃費を向上させるマイルドハイブリッドに付けられる記号、5は動力性能のレベルを表す記号だ。本拠地ヨーロッパでは同じB5にガソリンエンジンとディーゼルエンジンがあるが、日本に来るのは最高出力184kW(250ps)のガソリン版のみ。

 モメンタムはグレード名。上位の「Inscription(インスクリプション)」に比べると装備が簡素なシリーズ最安の低価格版である。といっても希望小売価格は消費税込み824万円。試乗車には標準の本革シートよりタッチの柔らかなナッパレザーシート、グラストップ、エアサスペンションなどがオプション装備され、合計は900万円強であった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
三浦瑠麗(本人のインスタグラムより)
《清志被告と離婚》三浦瑠麗氏、夫が抱いていた「複雑な感情」なぜこのタイミングでの“夫婦卒業”なのか 
NEWSポストセブン
ドラマ『Believe -君にかける橋-』で木村の妻役で初共演
初共演・天海祐希もハイテンションに! “木村拓哉の相手役”が「背負うもの」と「格別な体験」
女性セブン
オフの日は夕方から飲み続けると公言する今田美桜(時事通信フォト)
【撮影終わりの送迎車でハイボール】今田美桜の酒豪伝説 親友・永野芽郁と“ダラダラ飲み”、ほろ酔い顔にスタッフもメロメロ
週刊ポスト
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
《那須町男女遺体遺棄事件》剛腕経営者だった被害者は近隣店舗と頻繁にトラブル 上野界隈では中国マフィアの影響も
女性セブン
日本、メジャーで活躍した松井秀喜氏(時事通信フォト)
【水原一平騒動も対照的】松井秀喜と全く違う「大谷翔平の生き方」結婚相手・真美子さんの公開や「通訳」をめぐる大きな違い
NEWSポストセブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン