芸能

星野源が『MIU404』で見せた“逃げ恥”とは違う新たな魅力

『MIU404』が話題を集めている星野源

 野木亜紀子氏の脚本で、今クールのドラマの中で注目を集めているのが、星野源(39才)が綾野剛(38才)とダブル主演する『MIU404』(TBS系)だ。星野といえば、野木氏の作品で『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が代表作の1つだが、そのときとは違う新たな魅力を発揮している。コラムニストのペリー荻野さんが解説する。

 * * *
 脚本の野木亜紀子をはじめ、『アンナチュラル』の制作チームが再集結したオリジナルドラマということもあり、何かと話題の『MIU404』。このドラマの端々で私が感じるのは、「星野源カッコいい男化計画」である。

 物語の舞台は、事件の初動捜査を担当する機動捜査隊(通称・機捜MIU)の働き方改革の一環で新たに設置された「第4機捜」。捜査一課の刑事だった志摩(星野源)と奥多摩の交番に勤務していた伊吹(綾野剛)はバディを組むことになる。タイトルの404は、志摩・伊吹のコールサインである。

 第一話では、日中、男性が金属の看板で頭部を殴打された傷害事件現場に急行。はしゃぐ伊吹を横目に、冷静な志摩は、被害者の行動を細かく分析し、犯人が被害者のポケットからカギを持ち出したと推理する。続いて近隣のパーキングで被害者の車を発見。ドライブレコーダーが盗まれたことから、犯人に迫る。おお、すごい推理力。クール星野源、ここに推参!という感じだ。

 しかも、クールなだけじゃなく、大詰めでは、捜査車両を大破させるほどのカーチェイスを展開。犯人を撃つ仕草を見せた伊吹をぶん殴る熱さも見せた。おお、ここにはアクション星野源がいましたか!

 第二話では、偶然出会った夫婦を脅して車に乗り込み、逃走する殺人事件容疑者、加々見(松下洸平)を追跡。まじめに働いていたという加々見が「無実を晴らすために逃走した」と主張する伊吹に対して、志摩は「だったらどうして逃げる」とやっぱりクールな反応。奥深い事件の真相を突き止める。ナイフを向ける犯人に「そんなことのために自分の人生を棒に振ったのか」と言う志摩。おお、出ました、おとな星野源!

関連キーワード

関連記事

トピックス

愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
岡田監督
【記事から消えた「お~ん」】阪神・岡田監督が囲み取材再開も、記者の“録音自粛”で「そらそうよ」や関西弁など各紙共通の表現が消滅
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
イメージカット
「有名人なりすまし広告」の類に“騙されやすい度”をチェックしてみよう
NEWSポストセブン
不倫騒動や事務所からの独立で世間の話題となった広末涼子(時事通信フォト)
《「子供たちのために…」に批判の声》広末涼子、復帰するも立ちはだかる「壁」 ”完全復活”のために今からでも遅くない「記者会見」を開く必要性
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン