「フレンドリーでノリのよい若い女性という印象。子供がいること自体、誰も知らなかったと思います。ただ、どれだけ盛り上がっていても、必ず終電で帰っていました」
彼女のインスタグラムには、表参道でのカフェ巡り、ディズニーランド、夜遊びなど友人らと楽しむ様子がアップされていた。しかし、そこに稀華ちゃんの姿はない。
自宅近くのコンビニには、梯容疑者と稀華ちゃんがよく2人で来ていたという。
「お母さんは、女の子を『のんたん』って呼んでいて、仲のいい親子に見えました。かわいらしい女の子でしたが、3才だったとは。小さくてガリガリにやせていたし、オムツも取れていなかったから、もっと幼いと思っていました」(コンビニの店員)
このコンビニには、事件後に梯容疑者が来店していた。
「『のんたんは?』って聞いたら、『いま、パパが見てるの』って。いま思えば、そのときにはもう亡くなっていたのよね。ひとりのときは毎回そう言っていたので、旦那さんがいるものだと…」(前出・コンビニの店員)
稀華ちゃんは、そんな母の帰りを待ちながら息絶えた。あまりに身勝手な理由でわが子の命を奪った罪は重い。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号