関係者からの「激励の言葉」に驚いたという園都

「直接お仕事でご一緒した方々には、少しずつフリーになったことをご報告させていただいているのですが、皆さんからは揃って『おめでとう、応援してるよ』『頑張ってね!』など温かい言葉を頂戴しました。驚いたのが誰からも『なんで辞めたの?』と聞かれなかったことです。最近、フリーになることを選ぶタレントさんが多いからかもしれませんが、私の選択をまずは応援しようと自然に受け入れてくださったことが何より嬉しかったです」

令和のタレントは“個性の時代”

 こうしたタレントたちの事務所独立を後押ししているのが、急速なSNSの普及だ。園も自身のインスタグラムでは42万人ものフォローを抱えている。そして現在はマネージャーをつけずに、SNSを通じて仕事のオファーを受けているという。

「昔だったら事務所という連絡の窓口がなくなると、仕事を受けること自体が難しくなっていたと思いますが、今はツイッターもインスタグラムもあります。直接メッセージのやり取りもできるので、ありがたいことに今もお仕事をいただけています」

 元上智大教授でメディア文化評論家の碓井広義氏は、相次ぐタレントの事務所独立は「令和に入ってからの特徴だ」と分析する。

「令和のタレントは“個性の時代”と言われていて、有名なドラマや映画に出演するというこれまでのヒットの“王道”に囚われなくてもよくなってきたのです。 SNSでバズることで、コアなジャンルのファンに熱狂的な人気を得ているタレントの登場が急増しました。園都さんはサウナという男性愛好者が多いジャンルで女性としては稀有な存在ですし、コスプレイヤーの方などはSNSで話題になってから雑誌のグラビアやテレビのオファーを受けるようになった。タレント個人の発信力が増したことが、事務所独立を後押ししているのでしょう」

 趣味や嗜好が多様化する時代にあって、タレントの仕事もより個性を重視する流れが訪れたようだ。今後もSNSはより一層の普及が見込まれるだけに、この流れはさらに加速していくかもしれない。

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