「アナドル路線といってもあざといタイプではなく、テレ朝は竹内由恵アナのように清潔感を売りにし、テレ東は狩野恵里アナのようにイジられキャラを売りにしたりと少し違っていた。それがマンネリ化していたバラエティ番組の世界に新風を巻き起こした。
テレ朝は2013年に初の年間視聴率トップに輝き、テレ東も挑戦的な番組が次々と評価されるようになった。弘中綾香アナや鷲見玲奈アナの個性を活かした冠番組を作るなど常識に囚われない戦略も奏功しました」
番組も女子アナ採用も独自路線だった2局が、いま最も人気アナを輩出する時代を迎えている。
取材・文■河合桃子
※週刊ポスト2020年8月28日号