「渡さんはこの贈り物を相当喜んでいてね、百恵さんが息子の祐太朗くん(36才)を産んだときには出産祝いとして、紙おむつを1年分、軽トラックに積んで自宅に贈ったそうです」(前出・知人男性)
“返礼品”もさすがは石原軍団。量が規格外である。
渡さんと百恵さん、2人の関係性を示すマイクのその後の行方を知るのは、かつて石原プロで常務取締役を務めた仲川幸夫さん(80才)だ。
「小林(正彦)専務(享年80)が、『石原裕次郎記念館を開くから、そこに飾らせてよ』って渡さんに言ったんですよ。渡さんも、裕次郎さんのためならなんでも差し出す真面目なかたですからね。『もちろんいいですよ』ということで、北海道・小樽市の記念館に展示されることになったんです」
しかし、意外な展開に。
「(百恵さんが所属していた)ホリプロから『プライベートで贈ったものなので展示は控えてくださると…』と注意が入ってね。展示から外して、渡さんのご自宅に返しました。いまも自宅にあるんじゃないかな」(前出・仲川さん)
この世にたった1本しかないマイクを巡るユニークな縁がそこにあった。
※女性セブン2020年9月3日号